ずっと違和感を感じている問い掛けがあります。
「あなたの強みは何ですか?」「差別化のポイントは何でしょうか?」「USPを教えてください」
こうした言葉をずっと聞いています。
ビジネス本でも、今週届いたマーケ系メルマガでも、こうしたキーワードが頻繁に登場します。
しかし、本当に「強み」や「差別化」等、必要なのでしょうか?
自分の答えは「NO」なんです。
「強み」や「差別化」で選ばれることは、そんなにないのではないかと思っています。
もちろん、無いよりはあった方が良いとは思います。
ただ、わざわざ作ることかなと思っています。
例えば「好きな企業や経営者を思い浮かべてください」と言われて思い浮かぶのは、どんな企業や経営者でしょうか?
未だに、Apple社やスティーブ・ジョブズ氏は人気があるようです。
「Think Different」という言葉は誰もが見聞きしたことがあると思います。
どうしてApple社やスティーブジョブズ氏は今でも人気があるのでしょうか?
英語が苦手な日本人でも知っているたった2つの単語でできている「Think Different」。
これはApple社やスティーブ・ジョブズ氏の「強み」でしょうか?「差別化」でしょうか?
人が惹かれるのは「強み」や「差別化」等ではなく、ほとんどが「世界観」だと思うのです。
「強み」や「差別化」は時代の流れと共にすぐに陳腐化します。
しかし「世界観」は時代の流れに関係なく存在し続けます。
この「世界観」が大手企業ではキャンペーンとかのスローガンになったりするんですね。
歴史上の人物と同じような気がします。
毎年「誰が好きか」「イチバンは誰か」とか、いろいろと歴史雑誌やテレビ等で特集されます。
そこにいろいろな理由が登場しますが、すべてはその歴史上の人物の「世界観」に結びつきます。
そこに「強み」や「差別化」などは、感じられません。
最近ではアニメの世界でもそうかも知れません。
「鬼滅の刃」「進撃の巨人」「ハイキュー!!」・・・・。
自分でも知っている最近の大ヒットアニメ作品ですが、子どもたちが「あの『世界観』がね・・・」と言っているのを聞いたことがあります。
老若男女問わず、それほどまでに「世界観」は人を惹きつけるのだと思います。
自分はこう感じているので、「強み」や「差別化」ではなく、クライアントの「世界観」を一緒に創ることに取り組んでいます。
それでは、この「世界観」とは何からできているのでしょうか。。。
次回のテーマにしましょう。
ちなみに、マーケティング系のビジネス本の目次に「強みを明確にしましょう」というような記載がある本は、避けた方が良いです。
自分や自社の「強み」が本の通りに明確にできるなら、そうした本はもともと必要ありませんから。
確固たる「世界観」を構築するムーンショット・コンサルティング
株式会社ウィンサイト
代表取締役 小山 文和