AIが入り込めないのは 唯一無二の「世界観」

AIが入り込めないのは唯一無二の世界観

5月5日のこどもの日の更新となりました。
今日も春日和のいい陽気の一日でした。

前回「世界観」について、少しお話しをしました。

「世界観」というのは、あなたが、あなたである理由です。
その人が備えている唯一無二の姿です。
哲学であり、信念とも言えます。
それは原体験に基づくものでもあり、未来像でもあり、未来へのものがたりでもあると、自分は考えています。
極めて強い人間性(属人性)と、強いメッセージ性を備えています。
この「その人だけの『世界観』」こそが、今後はますます、周りから永続的に選ばれる理由になると考えています。

ビジネスは今後、マスを対象にしたものではなく、より「小さなコミュニティ」を対象にしたものに進みます。
あなたが創る「小さなコミュニティ」に人を惹きつけて放さない磁石となるは、あなただけの「世界観」です。

本当にこの数年、生成AIの話題で持ちきりです。一日に数回はAIと言う言葉を見聞きしているのではないでしょうか。
「AIが更に発展したら、今後、自分がしている仕事はどうなるんだろう?」
そんな不安な話題も交わされています。

AIは膨大なデータを基に、瞬時に大量に回答らしき情報を提供してくれます。
非常に便利な道具です。
今後ますます発展しもっと精度が高くなっていくでしょう。

ただAIにはどうしても欠けているものがあります。それが人間性(属人性)です。
AIには「自我」がないのです。ですから人間性(属人性)もないのです。
人間性(属人性)は、その人だけが備えているものであり、AIはそこの立ち入ることはできません。

「何を」という視点で競ったらAIには適いません。
AIはよくできたものを大量に生産できます。
大衆という多くの人を対象にし、決まった範囲で活動していれば、AIに取って代わられるでしょう。
いつまでも「何をするのか」に注目していたら、「何を」に強いAIには及ばなくなるでしょう。

しかし、「誰が」という視点で違う土俵を創ったらどうでしょうか。
AIには「自我ない」ので、競争すら起きません。
つまり、今後は「何を」ではなく「誰が」がという「人間性(属人性)」がより重要になってくると言うことなのです。

この「誰が」という部分に強く直結するのが、その人だけの「世界観」です。
「世界観」は人間性(属人性)の塊です。
隣にいる人とあなたの「世界観」は、当然、違います。

少し難しい話しになりましたが、自分が皆さんに「今後は『世界観』が重要です」と伝えているのは、こうした考えからです。
唯一無二の「世界観」が、あなただけの小さなコミュニティを創り、そこは周りの人々を惹きつけ放しません。
共感、感動、共創がそこには存在するからです。

確固たる「世界観」を構築するムーンショット・コンサルティング
株式会社ウィンサイト
代表取締役 小山 文和